foaf:mbox_sha1sum / ココログの FOAF の SHA1 について
「SHA1はココログでは起用されていないのでしょうか。」って記事がありましたが,すでに「あそびをせんとやうまれけむ: SHA1はココログでも使われていると思われます」でも回答があるように,使われています.
メールアドレスをそのまま明記する場合は foaf:mbox が使われ,SHA1 で符号化する場合は foaf:mbox_sha1sum が使われます.
これは,一度「トモダチのトモダチ: FOAF とメールアドレス」で説明しましたが,プロフィールの設定をすることで,変更されます:
ココログの管理のページで:
「トップ > コントロールパネル > プロフィール > プロフィールページ」とたどります.
https://app.cocolog-nifty.com/t/app/control/profile?__mode=about_pageここで,プロフィールページのデザイン変更ができるのですが,メールアドレスの表示のチェックを外せば,FOAF の中でメールアドレスがそのまま明記されることがなくなります.
FOAF では,foaf:mbox_sha1sum は個人を識別するときに,メールアドレスの代わりに使われています.PLINK などの FOAF を利用したサービスの多くがメールアドレスもしくは foaf:mbox_sha1sum をキーにして,個人を識別しているのです.
FOAF の内容を表示するのは,W3C RDF Validation Service も便利です.
あと,「ブラウズする / BrowseThrough」も使ってみてください.
あと,「白生地や: SHA1はココログでは起用されていないのでしょうか。」では,FOAFの仕様はブログ全体で統一されていないのでしょうか
という疑問が提示されていました.
FOAF は,とても応用範囲が広い柔軟なものです.しかもまだ拡張が続いているようです.FOAF の規格はありますが,その利用の仕方,表現の仕方はさまざまになるでしょう.ココログでは FOAF のごく一部を利用しているだけです.
また FOAF は RDF という枠組みを利用しているのですが,RDF として様々な拡張ができます.Weblog サービスが自動生成する FOAF では,ある決まった表現しかできませんが,自分で記述すれば RDF として拡張して実にさまざまな事が表現できます.
たとえば,写真アルバムのページを作り,そこで紹介している画像ファイルに写っている人を FOAF で表現し,PLINK に登録すれば,PLINK である人の画像を検索する事ができます.また foaf:knows で,「知っている」という関係を表現する他に,同じ写真に複数の人が写っているということを表現すれば,「同じ写真に写っている」という関係が表現されます.PLINK や,foafnaut! は,「同じ写真に写っている」という関係を表現できます.こういうのも面白いですね.
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