5 月の連休に入ったわけですが,皆さんいかがお過ごしでしょうか? ぼくの勤務先は 5 月の第 1 週はお休みです.それで平日である今日も家にいるわけであります.
今日の課題は,先日実家から送られて来た段ボール箱を開いて,その中のメカを設置することです.大した作業ではありません.
で,そのメカとは,日本が世界に誇るメカ便座「ウォシュレット」であります.便座が電気によって暖められるのはもちろん,ノズルから飛び出す水流でお尻を洗い流すというあれですね.1980 年に「お尻もあらってほしい」で衝撃デビューしたあれであります.
なぜかぼくの父はとてもあれを愛していて,周りに強く推奨しています.ぼくが一人暮らしを始めた時から,設置しろ設置しろと強く迫って来ていたのですが,9 月に今のところに引っ越しをして新生活を始めるにあたり,再び父に強く迫られたのでした.単に面倒だからとかわしていたのですが,ぼくもとうとう父の要望を受け入れてウォシュレットを設置する事になりました.
通常なら,お店で購入したら設置までしてくれますよね.ところが今回は父が以前に入手してストックしていたものなので,いきなりモノだけが届いて設置は自分でやれということに.
弟のところでは数年前に設置したということですが,その時は業者を呼んで設置してもらったそうです.
施行説明書を見てみると,水道の元栓から水を止める必要はなく,トイレ内の止水栓の操作だけで足りるようです.その他も難しい作業ではないことがわかり安心しました.
ところが施行説明書では,まず便座の取り付けから始まります.既設の便座の取り外しの説明がないのです.
あまり便器や便座をまじまじと見た事もないので,構造を良く理解していなかったのですが,インターネットで取り外し方を調べてみると,これもちゃんと説明した文書が見つかりました.わかれば単純な作業でした.
施行説明書の手順では,便座の取り付けの後に水道周りの作業となっていましたが,トイレの空間的制約や,予測しうる作業の難易度から,まず水周りから作業を開始.
- 止水栓を操作して水を止めてから,タンクへの給水管を外します.
- そして止水栓と給水管の間に分岐金具を挿入.これによって便器水洗用のタンクへの給水と,メカ便座への給水を分岐します.
- 既設の古い便座を取り外し,同時に清掃を行います.
- 次に新しいメカ便座を取り付けます.
- メカ便座と分岐金具との間を給水ホースで接続.
- メカ便座の電源コードをコンセントに接続.
- 止水栓を操作してもとに戻します.
その後は試運転です.
ズボンを脱いで,無防備な臀部をメカ便座の起動実験に差し出すのは気が進まないのは当然です.施行説明書には,着座センサーに白い紙をかぶせて感知させた状態にし,ボタンを操作してノズルからの吐水を確認するという手順になっていますが,その時の吐水は手のひらで受け止めよと書いてありました.
これはなかなか緊張します.
想像してみてください.ボタンを押すとメカ便座の奥から,ノズルが顔を出し,そこからジェット水流が放出されるのです.それを手のひらで受け止めろと.そんな経験をした事がありますか?
なんか漫画で超人達が戦っている様を思い浮かべてしまいました.
- メカ便座
- 「くらえジェット水流!」
- ぼく
- 水流を手のひらで受けながら
- 「効かぬわ!」
どきどきしながらボタンを押しましたが,水が出ません.どうもメカ便座内のタンクに水がたまって最初の吐水までは時間がかかるようです.
しばらくたってから,再び試運転.無事に水が出る事,水勢が調整できることなどのいくつかのチェック項目を確認して試運転終了.ちゃんと吐水は手のひらで受け止める事ができました.
さてこれから,もう一度止水栓から水を止めて,メカ便座本体側のフィルターの清掃を行います.
あとは段ボール箱などを片付けて今日の作業終了です.
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