2006.07.04

Q が納品された

職場への個人のパーソナルコンピュータの持込みが 7 月 1 日から禁止になりました.そしてその代替として注文してあった Power Mac G5 Quad が今日になって納品されました.昨日は会社を休んでしまったから,今日納品でもまぁぎりぎりまにあったという感じ.

内蔵ハードディスクを取り出して,500 GB のを二つ取り付け.内部へのアクセスは確かにとても簡単.内蔵ハードディスクを取り付ける為のビスの頭が小さくてかたかたいうけど,こんなんでいいのか?

内蔵ハードディスクは全部で 500 GB を 2 つが RAID でミラーリング.
メモリは 8 GB.
CPU は PowerPC G5 2.5 GHz のデュアルコアが 2 つ搭載で Quad コア構成.

いやー,ぼく個人用に会社のお金で初めて Apple のコンピュータを用意してもらいました.これまでは PowerBook Duo とか iBook とかを持込みだったからなぁ.

Xserve G5 は強そうだけど,実はそれほど高速ではありませんでした.今度の Power Mac G5 Quad は速いぞ.

まだ内蔵ハードディスクを交換してから OS の再インストールもしていないのだけど,Book で利用していた外付けハードディスクから起動したら,あっさりそのままの環境で起動できました.

午後は,環境構築ですな.

|

2006.04.20

.Mac Sync のスケジュール

カレンダーおよびスケジュール管理の iCal,パスワード管理のキーチェーン,Safari のブックマーク,そしてアドレスデータなどをインターネットを介して複数の Macintosh 間で同期を行う .Mac Sync.とても便利に使っていますが,その同期のタイミングが問題.

「".Mac Sync" 環境設定」から,「.Mac と同期:」という項目で同期のスケジューリングを設定するんだけど,「自動」「一時間ごと」,「一日ごと」,「一週間ごと」「手動」しかない.

本当は朝と夕方の指定時間にやりたい.

.Mac Sync の実行中に ps コマンドでプロセスを見てみると dotmacsyncclient っていうコマンドがあった:

/System/Library/CoreServices/dotmacsyncclient --sync com.apple.DotMacSync --entitynames com.apple.keychain.Internetpassword,com.apple.keychain.

/System/Library/CoreServices/dotmacsyncclient --help でいろいろ情報を見る事ができた.

Terminal.app から /System/Library/CoreServices/dotmacsyncclient --sync com.apple.DotMacSync --entitynames com.apple.keychain.Internetpassword,com.apple.keychain. って打ったら,同期が始まった.

つまりこのコマンドを決まった時間に実行すれば良いみたい.

一昔前なら,cron で実行するところだけど,Mac OS X 10.4 では,launchd ってのがある.それの設定を簡単に行うのが Lingon だ.

Lingon で File メニューから New を選び My Agent を作成する.GUI でいろいろ簡単に設定できるが,結果は plist の XML になる.その XML は Expert タブで見る事ができる..Mac Sync を毎日 10:00 に実行する場合はこんなんだ:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>Label</key>
    <string>.MacSync朝</string>
    <key>OnDemand</key>
    <true/>
    <key>Program</key>
    <string>/System/Library/CoreServices/dotmacsyncclient</string>
    <key>ProgramArguments</key>
    <array>
        <string>--sync com.apple.DotMacSync --entitynames com.apple.keychain.Internetpassword,com.apple.keychain.</string>
    </array>
    <key>StartCalendarInterval</key>
    <dict>
        <key>Hour</key>
        <integer>10</integer>
        <key>Minute</key>
        <integer>0</integer>
    </dict>
</dict>
</plist>

これをこのまま Expert で表示されている XML のところに上書きで貼付ければ,同じ設定になる.そのあとで,Basic タブや Miscellaneous タブを見れば,だいたい設定の仕方も分かると思う.

今,試しに設定してみたところだから,これでうまくかどうかは,これから確認.

そもそもの目的は,.Mac との同期を必要最低限の頻度にしたいということなので,とりあえず 「".Mac Sync" 環境設定」の「.Mac と同期:」という項目は「一日ごと」にしてみる. うまく行けば,環境設定側でのタイミングの他に,Lingon から設定したタイミングでも同期するはず.

|

2006.04.07

Mac OS X が起動する小さな機械が欲しい件について

Apple 製ではないコンピュータ用の Mac OS X のリリースを望むという話は以前からあるけど,それを Apple がやるとは思えない.

現行の iBook よりも,もっと小さい Windows のサブノートで Mac OS X が使えたら?

そういう要望はもっともだ.でも,その要望はより小さい Macintosh が欲しいっていう事ではないだろうか.一般的な PC で起動できる Mac OS X を販売するのでなく,小さなサブノートの Macintosh を発売するというなら, Apple の仕事の範疇か.

これまで Apple がそれをしなかったのは,iBook より小さいサブノートなんて,世界市場でみたらあまり売れないからだと思う.

Windows XP も Macintosh で起動できるようになり,それで本当に Macintosh のシェアがあがるなら,これまでは無視されて来たニッチな部分にも製品ラインが広がるかもしれない.

なら,Windows も Mac OS X も起動できる小さいサブノート Macintosh を Apple が販売するというのはどうか? Windows 機として見た場合でも他の PC メーカと比べて十分魅力的な製品が用意できれば,もしかしたらちゃんと売れるかも.

oqo みたいなのが Apple から出たら,それはそれで面白そうではある.

|

2006.03.10

強いぞ!でかいぞ! Xserve G5!

一番強い Macintosh かどうかはさだかでは無いけど,確かに強そうな アップル - Xserve G5 がやって来ました.

あまり実物を見た事が無い機種です.ぼくも今回見たのが初めてだったかも.

箱をあけてみると,あまり iBook などのような凝ったパッケージではありません.やっぱりサーバだからちょっと違うのかな.

ラックマウントのサーバを見た事がない人にとっては,Xserve がどんな形をしているのかは,あまりぴんと来ないかもしれません.薄型の長方形で奥行きがかなりあります.

白い樹脂製の保護材がついていて,それを外すと Web などで見た事があるフロントパネルが出現します.

とりあえず,机の上に置いてみました.机はかなり広めだと思うのですが,Xserve だけで机がいっぱいです.

強い Macintosh なんて言いながらも,ぼくはへなちょこなので,ビデオカードのオプションを付けました.標準で USB などもついているのですが,ビデオカードは付いていません.普通のサーバ管理者なら,シリアル接続とかネットワークからのリモート接続だけで良いのかもしれません.

ビデオカードがあるのでモニターとキーボードとマウスをつないで,電源投入.その後は普通の Macintosh とあまり違いがありません.Mac OS X Server は初めてだったので,最初の設定の画面などはやはり見慣れない感じではありました.

この日の午前中は職場で余ったパーソナルコンピュータを確保して,それに SUSE Linux OSS (openSUSE) をインストール.午後は Xserve G5 の設定をしたり Fink でいろいろインストール.そんなこんなであっとういう間に時間がたちました.

やっぱりサーバマシンとは言っても Mac OS X Server だから,簡単で良いと思いました.SUSE Linux のインストールは最初の最初がちょっと面倒でした.SUSE Linux よりは Debian GNU/Linux のほうが簡単に感じました.

来週には,他のサーバと一緒にラックがやってきて,そのラックにおさまります.Xserve G5 は,机の上に置いて使うにはちょっと大きすぎるし,音も大きいと思いました.

でも十分強そう.

|

2006.03.08

一番強い Macintosh

新しく Macintosh を導入する事を決定.せっかくだから強そうなのにしようと思います.一番速いのは現行では Power Mac G5 Quad でしょう.いやいやそうぢゃなくてもっと強そうなのが...

|

2006.01.22

TidBITS

ぼくが大学からもらった奨学金と夏休みのアルバイト代のほとんどをつぎ込んで購入した Macintosh LC.あの頃,Macintosh についての一番良い情報源の一つは TidBITS というメーリングリストでした.今ならメールマガジンっていう言葉のほうが普通かもしれません.

TidBITS はメーリングリストの仕組みを使って配布された無料の Macintosh 情報メールマガジンです.

いまでは Web が使えるようになり,しかも日本語で書かれた Web サイトもとても多くなったので,確かに以前ほどは TidBITS は重要ではないかもしれません.それでもやっぱり TidBITS は,良い情報源で他では得られない情報が得られたりします.

以前は TidBITS は英語のメールを読むしかありませんでしたが,今では日本語で読む事ができますし,Web サイトもあります.

今週の TidBITS#812/16-Jan-06 は,Macworld Expo についての事がいろいろ載っていました.すでに多くの Web サイトでさまざまな情報を伝えていますが,TidBITS を読んで初めて知った事も少なくありません.

例えば 新しい Intel ベースの iMac と MacBook Proについての情報では, iMac で外部モニターを接続するとミラーリングでない第二のモニターとして利用できて,2 画面モードで利用できるとか,iMac と MacBook Pro では 802.11a 無線LAN機能も追加されているらしいとか.

Macworld Expo 2006 で見つけた珠玉たちという記事では,Micromat TechTool Protege の紹介が面白かったです.USB メモリードライブはすっかり普及した感じですが,TechTool Protege は 1 GB の FireWire フラッシュメモリードライブで,これから Mac を起動して内蔵ハードディスクの修復などが可能で,それに必要なソフトウェアツールがインストールされた状態で販売されるのだとか.

TidBITs はおすすめです.ぜひ購読してみてください.

|

2005.12.19

iBook その後

iBook の内蔵ハードディスクドライブが故障してしまい,新しい iBook を購入することにしました.旧 iBook は外付けハードディスクドライブから起動するようにしました.結局,新・旧 2 台の iBook をそれぞれ環境構築しなおすことになり作業が倍になってしまいました.

.Mac からダウンロードできる Apple の Backup 3 で毎日バックアップをとっていたので,まぁなんとか.ただ復元しようとすると,エラーが発生するという減少に悩まされました.

内蔵ハードディスクがおかしくなりだしてからも,そのまましばらく使っていたので,バックアップされた内容もあやしかったりして.

今回のトラブルで役にたったツールはいくつかありますが,Mac OS X 付属のものと .Mac のものの組み合わせでかなりの事ができました.

移行アシスタント
Mac OS X 10.4 付属で,ユーティリティフォルダの中にあります.外付けハードディスクに OS を新規でインストールして,そこから起動すると,内蔵ハードディスク側から,環境設定やアプリーケション,ユーザのホームディレクトリなどがコピーできます.内蔵ハードディスクがまだ動いているなら,これを利用して外付けハードディスクにコピーをつくると便利.今回内蔵ハードディスクがなんとか動いている間にこれを行いました.
.Mac Sync
.Mac のサービスで,これを利用すると Safari のブックマークやアドレスデータ,iCal とキーチェーンが他の Mac とシンクロできます.バックアップとして利用できるのはもちろん,今回は細君の iBook を借りて自分のユーザを追加して .Mac Sync で同期すれば,Web とメールとスケジュール管理の環境がそのままに復帰できるので,とても便利でした.Mac OS X では,さまざまなパスワードを一元管理するキーチェーンという機能があります.例えば,Web サービスのログイン名とパスワードとか無線 LAN アクセスポイントの管理者パスワードなどが管理されます.これを同期すれば別の環境からでも,自分の iBook を使っている時と同じようにパスワードの管理ができます.
Backup 3
毎日のバックアップにも利用していますし,調子が悪くなった内臓ハードディスクドライブから最後のバックアップを行う時にも利用しました.調子が悪いハードディスクドライブは,普通にディレクトリを丸ごと他のドライブにコピーしようとすると,コピーの途中でエラーが起こってコピーが終わらないという状態でした.ところが Backup 3 を使ってのバックアップではエラーで終了してしまうということは発生しませんでした.もっとも復元の時にエラーが起こったりしましたが...

.Mac って,有料サービスなので利用していない人も多いと思うのですが,.Mac Sync はとっても便利です.Backup 3 も .Mac のユーザ向けのユーティリティプログラムです.結果的に会社と自宅で 2 台の iBook を使う事になったので,.Mac Sync で 2 台の間で一部については同期をとるようにしています.

内蔵ハードディスクドライブのトラブル以降は,onohiroki.cycling.jp 側の更新が止まっていましたが,そろそろ復帰できるかな.

|

2005.12.06

iBook 起動せず

iBook が故障しました.

どうも最近ハードディスクでのデータ読み取りエラーが多いなって思っていたのですが,日曜日にちゃんと起動できなくなり,外付けハードディスクドライブから起動してバックアップを取っていたら,またエラーが発生し,再起動したらとうとう内蔵ハードディスクドライブは認識できなくなりました.

まぁバックアップは毎日していたので,なんとかなるでしょうけど.

ぼくの iBook は 2001 年後半モデルで PowerPC G3 のものでした.もう買い換え時期をとっくに過ぎているという認識でした.そこでさっそく新しい iBook を AppleStore で注文しました.1月にも Intel CPU を搭載した新型が出るのではないかという観測もあるようですが,ぼくは今は PowerPC でいいかなって思います.G4 になるしメモリも倍になるので十分でしょう.

家でも会社でも内蔵ハードディスクドライブの容量が足りなくて困っていたので,外付けハードディスクドライブを接続していて,そちらにバックアップなどもとっていました.今回はその外付けにシステムをインストールして外付けから起動して新しいコンピュータが来るのを待つことになります.

会社に持ち込みしていた iBook は,会社で購入するコンピュータに置き換えられる予定になっていて,Power Mac G5 Quad にするつもりだったんだけど,それが導入されるまで持ちませんでした.

内蔵ハードディスクのトラブル以外にも,あちこちあやしいところがあるんだけど,Power Mac G5 Quad が来るまで外付けハードディスクからの起動で,なんとか使ってみようと思います. 新しい iBook は会社に持ち込まないことにします.毎日持ち歩くのをやめれば,トラブルは減るだろうなぁ.

|